人工妊娠中絶術について
当院では母体保護法に則り、様々な理由で妊娠を継続できないか人に対し人工妊娠中絶術を行っています。妊娠5週〜11週までの初期中絶はもちろん、12週〜13週までの中期中絶にも対応しております。妊娠10週からは入院が必要となりますので、まずは早めにご来院ください。※当面の間、14週以降の中絶の受け入れを停止致します。また、週数によっては受け入れできない場合がございます。
日帰り手術について
妊娠9週までの方に行います。一番安全性の高い吸引法による手術です。手術費用に原則術後検診代、投薬費用を含みます。
入院について
- 10週~11週までは1泊2日、12週~13週は2泊3日、14週~15週は 3泊4日の入院で中絶手術を行います。16週以降は分娩という形で中絶を行いますので、陣痛発来となるまでの期間に個人差があり3泊4日以上の入院となります。 ※当面の間、14週以降中絶の受け入れを停止致します。また、週数によっては受け入れできない場合がございます。
費用について
- 原則約10万〜40万円(税込)かかります。
- 妊娠週数、双胎、基礎疾患の有無、陣痛発来までの入院延長等によって変動いたします。
- 自費診療のため、保険適用外となります。
手術をお受けできない方
特殊な事情以外で同意書に相手のサインがない方、麻酔にあたって高度の管理が必要な方、16週以降で帝王切開、筋腫核出術等の子宮手術の既往がある方
手術のリスク
手術では麻酔に伴うリスクと子宮穿孔、大量出血、術後感染、絨毛遺残などの可能性があります。しかし、熟練した医師が滅菌環境で且つ安全な吸引法で行うことでリスクを最低限にしています。手術を行う前にリスクなどについては医師より詳しくお伝えします。
婦人科手術
当院では以下のような日帰り手術を行っています。
- 流産手術
- 胞状奇胎除去術
- 子宮内膜掻爬術(子宮内膜増殖症)
- 子宮頚部(管)ポリープ切除術
- 子宮頚部焼灼術(子宮頚部異形性、子宮膣部びらん)
- LEEPによる子宮頚部切除術(子宮頚部異形成)
- バルトリン腺嚢腫切開術
- コンジローマレーザー焼灼術
手術を行う前にリスク等については医師より詳しくご説明いたします。
避妊相談・ピル外来
- 現在日本において用いられている避妊法は、避妊率の高いほうから次のようなものがあります。
①ピル(経口避妊薬)、②IUD(子宮内装具)、③コンドーム、④殺精子剤があります(月経周期を利用するオギノ式避妊法、膣外射精、手術による卵管、精管結紮術は割愛します)。
各々メリット、デメリットがありますので、当院では患者さまの体質、年齢、生活形態等を参考にしながらその人にあった避妊法をご提案しております。また不慮の避妊失敗に対して、緊急避妊用のピルも処方しております。
避妊法について
現在日本で可能な主な避妊法は、確率の高いほうから次のような種類があります。
- ピル(経口避妊薬)
- IUD(子宮内装具、通称リング)
- コンドーム
- 殺精子剤
- 緊急避妊について
ホルモン剤を毎日服用することによって排卵抑制、子宮内膜形成抑制、頸管粘液分泌抑制により、99.7%以上と高い避妊効果をもつ ホルモン剤です。副効用として月経量が減少する、月経痛が軽減する、月経前の不定愁訴(月経前症候群)がなくなる、周期的に月経が発来する、ニキビが軽減する、内膜症のような女性ホルモンで悪化していく病気が維持~軽減される等があります。デメリットですが、副作用として嘔気、頭痛、乳緊、むくみ、食欲亢進等がありますが、殆どは2周期以内に軽減します。また、稀ですが血栓症、肝機能障害を起こすことがありますのでタバコを吸う方や高血圧等の基礎疾患を持つ人は使えない場合があります。また生活が不規則で毎日同じ時間に飲めない方や、性格的に毎日服用できない方には向きません。
受精卵を着床させないことを目的とした装具で、a)着床を抑制する単なる異物としてのIUD、b)精子の侵入を防ぐ金属の銅が付加されたIUD、c)黄体ホルモンを徐放性に放出し、子宮内膜を増殖抑制効果によってさらに着床を抑制するIUD(IUS)があり、それぞれ1年間の避妊失敗率は1~2%、0.7%以下、0.3%以下となっています。IUDは挿入してしまえば1年に1回の位置確認の受診をするだけで済む楽で長期間にわたる避妊法です。ただしどのIUDも異物反応が強く不正出血のコントロールがつかない場合が稀にあり、a)、b)、は月経量・痛が増加したり、月経が長引くという副作用が出ることがあります。c)はピル同様に内膜を作らせないため月経症状が軽くなり、原則血中濃度は上がらないのでピルのような内服時の副作用がなく、卵胞ホルモンが入っていないので血栓症のリスクがないので、高血圧、高年齢の方にも安心して使用できます。但し排卵抑制効果はないので、ピルで軽快する月経前症候群やニキビ、自然の乳緊等の症状はなくなりません。またb)、c)は銅のコーティングの保障、ホルモン放出期限の問題上、5年で交換が必要となります。
簡単に入手、使用ができる避妊法ですが、避妊失敗率は1年間で理想的な使用(挿入前より装着し、正しい装着、射精後速やかに抜去する)で約3%、一般的な使用で約15%と言われ結構避妊阻止率としては高くはありません。その他のデメリットとして性交感が落ちる、ゴム・ラテックスアレルギーの方には使用できない等がありますが、性病が予防できるという大きなメリットがありますのでピルとの併用が望ましいです。
性交前に膣内にゼリーやフィルムを挿入しするものですが、避妊失敗率が15%以上のため緊急時以外は単独の使用はお勧めしません。
現在日本では失敗後72時間以内に内服するピルと、IUDを挿入する方法とがあります。ピルは排卵前であれば、排卵を起こす黄体形成ホルモンの分泌を遅らせることにより排卵のタイミングをずらす、大量の黄体ホルモンを子宮内膜に作用させることで子宮内膜を妊娠しにくい状態に変えることで着床を防ぐことによって避妊効果を得ています。しかし排卵そのものは起きるので、避妊阻止率は24時間以内であれば約95%、72時間以内なら約85%と言われています。IUDは前述の通り着床障害によって避妊をさせます。今後も継続して長い避妊を望まれる方はこちらの方がいいでしょう。
アフターピルのデメリットは吐き気・腹痛・頭痛等の症状が現れる場合もありますが通常は24時間程度で治ります。自費診療のため保険適用外であり12,000円(税込)の費用がかかります。